※ 当サイトはアフィリエイト広告を含む記事です。
こんにちは、くるくるテンパ(@kurukrutenpa)です!
おうち時間を充実させるためにプロジェクターを検討されている方も多いと思います。
大画面でゲーム、映画、YouTubeを見るのは最高です。
けれど実際に買うとなると解像度、ルーメン、コントラストなどなど一般にわかりにくい単語が並び判断に迷います。
そんなプロジェクターの性能の違いを、わかりやすく解説していきたいと思います。
この記事を読んでお家をホームシアターにしちゃいましょう!
プロジェクターの種類
まずどのようなプロジェクターがあるのか分類して解説していきます。
①用途別による分類(ビジネス用・家庭用)
②投影方式による分類(液晶方式、DLP方式、LCOC方式、性能を大きく左右するところ)
③光源による分類(水銀ランプ・レーザー・LED、プロジェクターの寿命を左右する)
主にこの3つに分類できます。
それでは、順番に解説していきますね。
① 用途別の分類 (ビジネス用・ホーム用)
昔はビジネス用の方が明るい(ルーメンが大きい)ことが多かったです。
しかし、最近ではホームでも明るいものが多くなってきているので、性能の差がなくなりつつあります。
重さや大きさなど運びやすさ、デザインぐらいしか違いが無くなってきています。
② 投影方式による分類
投影方式はプロジェクターの費用に大きくかかわる所になります。
①液晶方式(3LCD方式)
②DLP方式
③LCOC方式 の3種類があります。
①液晶方式(3LCD方式)
②DLP方式
③LCOC方式(液晶方式の1つ)
いろいろ分類を解説しました。
ざっくりまとめると
色彩表現が豊かなメリハリ画像、明るい場所で使用 → 液晶方式
小型化、経年劣化の少ない → DLP方式
圧倒的ハイエンドモデルなら → LCOC方式
③ 光源による分類
ここも費用と寿命に大きくかかわる所です。
①水銀ランプ(UHE)
②レーザー光源
③LED光源 の3種類があります。
①水銀ランプ(UHE)
②レーザー光源
③LED光源
ここも最後にざっくりまとめると
安定して安いけど劣化しやすい →水銀ランプ
高性能、小型化、消音けど高価 →レーザー光源
レーザー光源と似ているけど、ちょっと安くて明るさは抑えめ →LED光源
ここまでは主に構造による分類を解説しました。
この投影方式 × 光源 で、ほぼ値段がどのくらいになるかは決まります。
次からは同じ構造でも個体によって性能(明るさ・コントラスト比など)が違います。
次は、その解説をしていきます。
プロジェクターを選ぶときに見るべき数値
次は性能の違いに目を向けていきましょう。
①明るさ(lm:ルーメン)
②コントラスト比
③解像度・比率(アスペクト比)
④投射距離 (壁からの距離)
この4つの性能をチェックしていきます。
これらの性能は実際に使ったときに一番違いを感じやすい所でもあります。
明るさ(lm:ルーメン)
この値が大きければ大きいほど、明るいところでも見えやすいです。
遮光カーテンあり:1000~2000ルーメンでもOK
日中の明るい部屋:3000ルーメン以上
今は数値の高いものが多いです。
ただ、あまり強すぎても目が疲れます。日中はカーテンで調整し明るくても3000ルーメンくらいまでが妥当でしょう。
※正確にはルーメン(lm)はそれぞれの会社規格で統一されていません。同じ2000lmでも会社によって明るさが違うのです。最近ではアメリカで規格化された「ANSIルーメン」というのが出てきています。
格安のもので9000lmなど異常に高い数値はレンズから出る光源の強さを表示して、EPSONなどの大手のようにスクリーンに写された時の明るさとは別物なので注意が必要です。
一般的な(大手の)ルーメン | ANSIルーメン(アメリカ規格) | |
---|---|---|
完全暗室・夜 | 1000ルーメン前後 | 500~1000ANSIルーメン |
夕方頃の屋内 | 2000ルーメン前後 | 1000~2000ANSIルーメン |
日中の日差しが入る屋内 | 3000ルーメン以上 | 2000ANSIルーメン以上 |
↑この表のルーメンは各社で若干の違いがありますので”おおよそこの辺りだろう”でまとめたものになります。あくまで参考程度にしてください。
コントラスト比
「”100.000:1” 」といった風に表記されるもので、数字が大きいほど上の画像のような黒と白のハッキリした画像になり、小さいと滲んだようなボヤっとした画像になります。
この数値は「100.000:1」もあれば十分気にせず見れます。
上を目指しても300.000:1くらいまででいいと思います。
この数値はある程度まで大きなると体感での変化は感じなくなります。
解像度・比率(アスペクト比)
「解像度」は動画、カメラ、印刷物、静止画、ディスプレイなどの性能を表す指標として使われます。
動画やディスプレイ、カメラに使われる時は正確には「画面解像度」といいます。
画面解像度:モニターやディスプレイに表示できる映像を構成する光の点(画素=ピクセル)の総数を表します。
比率(アスペクト比):動画を出力する時の縦横の比率のこと
画面解像度の表記の仕方は2種類あり「HD」「4K」と書かれる時と、「3840×2160」と数字で書かれる場合があります。
これはピクセル数をどのような比率(アスペクト比)で並べたかを表しています。
細かい説明は以上です。わかりにくいですね。
下の表を見ればおおよそのイメージがつくと思います。
画素数(ピクセル数) | 比率(アスペクト比) | 例 (身近なもので) | |
---|---|---|---|
SD | 720×480 | 4:3または16:9 | DVD アナログカラーテレビ Netflixのベーシック |
SVGA | 800×600 | 4:3 | |
XGA | 1024×768 | 4:3 | |
HD | 1280×720 | 16:9 | 動画配信サービス YouTubeなど Play station3 任天堂Switch(携帯モード) Netflixのスタンダード |
WXGA | 1280×800 | 16:10 | デスクトップ用液晶モニター |
✖(名称無し) | 1440×1080 | 4:3 | 地上デジタル放送 |
フルHD(2K) | 1920×1080 | 16:9 | Blu-ray BSデジタル放送 Play station4 任天堂Switch(テレビモード) |
4K | 3840×2160 | 16:9 | Ultra HD Blu-ray Play station5 Netflixのプレミアム |
このように動画を出力する時に、例えば「3840×2160」個の画素を「16:9」の比率で並べたものを「4K」と呼称しているわけです。
そして「4K」や「フルHD」などの総称を「解像度(画面解像度)」としています。
また解像度がいいものほど値段は上がります。
上の表の身近なものの例をみて、自分に必要な解像度をチョイスして下さいね。
投射距離 (壁からの距離)
大体のプロジェクターは壁から2m程距離があれば80インチ(177.1×99.6cm)くらいで投射出来ます。
100インチ(225.8×139.3cm)であればモノによりますが2m~3mいります。
シングルベットの長さが195cmです。
シングルベットを置いて壁までまだ距離がある部屋ならおおよそ80インチ弱くらいの大きさで投影されると思います。
ただどうしても部屋の構造によっては距離が取れない場合もあります。
そんなときに使えるプロジェクターが「短焦点モデル」です。
このように距離を気にする必要もなく、投影する大きさの調整も自在なものが多いです。
デメリットとしては普通のプロジェクターより数万円費用がアップすることです。
備考:あってもいいかも・その他機能
無線接続機能 (Wi-Fi・Bluetooth)
メリット
・スマホやタブレットの画面をプロジェクターで写すときコードレスで便利です。
デメリット
・つなぐデバイスとの相性によっては動作がカタつく、反応がもっさりすることがある。
QP20 QCastミラーHDMIワイヤレスドングル I BenQ
ただ相性があるので買うときは要注意、要調べです。
天井吊り設置可能
メリット
・天井設置で省スペース、部屋がすっきり
デメリット
・設置が大変
・パソコン・ゲーム機などを有線でつなぐことが難しくなる
・「別の部屋で使いたい」と思っても移動ができない
・掃除しにくい
シーリングライトとプロジェクターを合体させたものです。
天吊りの工事も必要なく調整も楽々です。
台形補正機能
投影する壁が正面にないと歪んで映ってしまいます。
それらを調整するのが「台形補正機能」です。
上下にしか補正対応していないものや、左右にも補正対応してくれるものもあります。
壁に対して真正面にプロジェクターを設置できないときに便利な機能です。
ポータブル(手のひらサイズ)
リチウム電池内蔵のポータブル仕様も最近出てきています。
電力消費を抑えるため明るさは1000lm以下のものが多いようです。
どこにでも運べて簡単に写せるので「ベットでアンパンマン見よー!」と誘いベットの天井に写して子供の寝かしつけにも便利です。
なかなかベットに行かない寝付かない子供もこれで楽々です
スクリーン
白い壁であっても壁紙の微細な凹凸などにより光が分散してしまい、若干見にくくなります。
明るさ(lm:ルーメン)が高ければ、その影響を受けにくくすることは出来ますが効率で考えると非効率です。
もしプロジェクターをLCOC方式などのハイエンドモデルにするなら、その力を最大限引き出すためにも導入を考えられるといいと思います。
もしくはキャンプの時、BBQ(夜)の時など屋外でも使いたい時は必須です。
HDMI切替器
どのプロジェクターにも大体2つはHDMIの差込口があります。
ただ、Amazonファイヤースティック、Switch、プレステ、などなど
プロジェクターに映したいものが3つ以上になるといちいちHDMI端子を差し替えなければいけません。
これが結構わずらわしいんです。
そんな時にHDMI切替器をかませておけば端子の差替えが必要なくなります。
すぐに必要は感じないと思います。
ただプロジェクターを使い始めたら次期に必要を感じると思うのでこういうのもあるよ、と覚えておいてください。
以上でプロジェクターを買う前に必要な説明は終了です。
その他:格安プロジェクターの秘密
Amazonで「プロジェクター」と検索するとこの画像のような2万円以下の良さげなものがゴロゴロ出てきます。
その安さの秘密(罠)を解説します。
6000lmなどの異常な明るさ
レンズから出る光源の明るさのことで、スクリーンに映る時の明るさではありません。
レビューを読むと「全然暗い、、」などと、よく書かれています。
実際にスクリーンでその明るさであれば眩しすぎます。
EPSON、BenQなどの大手はスクリーンに写った時の明るさを各社の基準で計測しています。
それでも各社の基準がちがうので最近ではANSIルーメンという統一規格がでてきました。
1080PフルHD”対応”の意味
フルHD『の動画がプロジェクターに送られてきても”720P,HD解像度”で』対応できます。
ということです。
例に出した「PO.YANK WiFiプロジェクター」はまだましで、よく読めばわかるように書いていますので親切??ですね。
↑この画像を再度確認してみてください。
右の宣材画像も480P(SD)と720P(HD)を比べた画像が使われています。
1万円以下であったり、こういった誤解を誘う表記がされているプロジェクターは安かろう悪かろうの典型です!
まとめ
最後に要点をまとめます。
【性能を大きく左右するのは投影方式と光源】
・投影方式
→液晶方式(3LCD方式):色彩表現が豊かでメリハリがある、明るい場所での使用に強い
→DLP方式 :小型化で経年劣化がしにくい
→LCOC方式 :映画館でしようされるハイエンドモデル
・光源(高圧水銀ランプ、レーザー、LED):プロジェクターの寿命にかかわる所
他の性能で大事なのは明るさ(ルーメン)、コントラスト比、解像度、投影距離の4つ。
この4つは、誤魔化した表現がされたり、規格によって2種類の書き方がされたりしているので特に注意しましょう。
これら4つの性能が同じであれば”投影方式 × 光源 ”で値段が変わるので選ぶ基準にしましょう。
これらをしっかり意識すれば高すぎるもの、想像していたのと違う商品を買ってしまうということは無くなると思います。
以上で解説は終了です。
性能を見極めてご自身にあったプロジェクターをみつけ、おうち時間を充実させてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
コメント